ビットコインナカモトサトシと名乗る人物の論文発表をきっかけに、2009年に誕生しました。その後、価値が急騰した現在に至るまで、ビットコインはどのような経緯を歩んできたのでしょうか。

 

ビットコイン最初の取引は10億円のピザ!?

ビットコインの最初の商取引きは2010年フロリダで行われました。

ビットコインは誕生時、世界中の優秀なプログラマーやハッカー達が所有しているだけだったので、ほとんど価値がありませんでした。

1ビットコイン=約0.1円だったので、例え1万ビットコインを持っていても、オモチャの子供銀行1万円札のようなものです。

 

ある日、あるプログラマーが「誰かビットコイン1万枚とピザを交換しない?」と暗号通貨のメーリングリストに、面白半分で投稿しました。このジョークを面白いと思った別のプログラマーが、実際にピザ屋に注文して家に届け、1万ビットコインと交換したという話があります。

 

ここでおさらいしたいビットコインの価値ですが↓↓

【ビットコインの価値推移】
●ビットコイン誕生時 1ビットコイン=約0.1円
 ↓
●2017年2月22日時点 1ビットコイン=約127,000円

 

現在のビットコインの価値を低く見積もっても、1ビットコイン約10万円です。当時注文したピザは1万ビットコインなので、今の価格でいうと「10億円のピザ」ということになります。

実はこの取引が、ビットコイン誕生して初の商取引と言われています。

この話からもビットコインがどれだけ価値が上がったかが分かると思います。

 

2011年以降のビットコイン

2010年頃までは世界中のプロブラマーやハッカー達がほとんど価値のないビットコインを持っているだけにすぎませんでした。しかし2011年になると、ビットコインが世界的に普及するきっかけとなる出来事が起こり始めます。

 

まず2011年、世界的に有名な雑誌「TIME誌」にビットコインが特集されました。そこでみんなビットコインの存在を知ることになります。このタイミングでビットコインの値段が少しづつ上がっていきました。

さらに同じタイミングでオンライン闇市場「シルクロード」が誕生し、決済手段としてビットコインが使われ始めました。国や銀行を介在しないビットコインは、犯罪組織にとっては最高の取引通貨となったわけです。麻薬の密売、武器の密輸にビットコインは使われたということです。

これらによってビットコインは、1ビットコイン=約3100円まで上昇しました。

 

のちにオンライン闇市場「シルクロード」は摘発され、ビットコインがこのような犯罪組織に使われていたことが明るみに出ましたが、その時ですでに何十万人という人がビットコインを使って決済をしていたということも、同時に明らかになりました。

 

2013年以降のビットコイン

2013年3月、キプロスショックが起こりました。キプロスという国が金融危機により銀行が閉鎖され、簡単にいうと国が破綻したわけです。

 

するとここでビットコインの人気が一気に高まります。

なぜか?

非常にシンプルな話で、国が破綻すると、その国で発行している通貨(=法定通貨)紙くずとなりゴミとなってしまいます。

キプロス国民は「自分たちの国や銀行が破綻する」ということを実際に知った時点で、国や銀行を介在しないビットコインに資産を移したわけです。

これによってビットコインは、1ビットコイン=約20,000円まで上昇しました。

 

そして2013年後半になると、中国の富裕層ビットコインの存在を知ることになります。

中国は社会主義国家ということもあり、「元」を「ドル」に変える、「元」を「ユーロ」に変える、ということが非常に困難な国です。しかし「元」を一度「ビットコイン」に交換して、その後「ドル」に変えるといとも簡単にできてしまうことに中国の富裕層は気づきました。

 

中国の富裕層が「元」→「ビットコイン」→「ドル」に変えるために利用

中国の富裕層がビットコインを爆買いし、ここでビットコインの価格が急上昇します。
2013年12月頃の時点で1ビットコイン=約120,000円まで上昇しました。

 

しかしその直後、ビットコインが急落します。

何が起こったかというと、中国の金融機関が事業としてビットコインを取り扱うことを禁止したためです。ビットコインを爆買いする富裕層に対して、中国政府が規制を行いました。(個人間取引は合法)

これによってビットコインは急落しましたが、世界的にはビットコインは便利なものとして普及し、広がり始めたので、一時的に価値は下がっても徐々に価値は上がっていき、現在に至ります。

 

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