仮想通貨は世界中で流通しているドルユーロといった法定通貨と同じ性格を持っています。

仮想通貨で一番有名なのが“ビットコイン”です。“ビットコイン”は2009年1月に誕生して以来、爆発的に普及してきました。2017年2月現在、ビットコインの時価総額は1兆円を超えています。

では何故ここまで”ビットコイン”に代表されるような仮想通貨は爆発的に普及してきたのでしょうか?それは単純に人々にとって便利であり、たくさんメリットがあり、必要とされてきたからです

 

仮想通貨の大きなメリットとして、

送金時間がかからない
送金コストがかからない
スマホがあれば24時間365日どこでも利用できる

があります。
この3点について詳しく説明していきます。

 

送金時間がかからない
仮想通貨はインターネット上で取引できるので、メールのような感覚で簡単に送受信できます。また世界中どこにいてもネットがつながる環境であれば取引できますし、国をまたいだ取引でも送金時間はかかりません。

日本では古くから銀行網が発達しているので、国内送金については不便を感じることがありませんが、海外送金するとなると数日かかってしまいます。アメリカでは西海岸と東海岸が離れているので、アメリカ国内送金だけでも数日かかるのが現状なのです。

 

送金コストがかからない
銀行を経由した国内送金の場合、手数料100円〜数百円程度かかります。あまり馴染みがないかもしれませんが、これが国内ではなく海外送金になると手数料数千円かかってしまうのです。

しかしビットコインのような仮想通貨であれば、国内・海外に関係なく送金コストはほとんどゼロです。

例えば、フィリピン人が物価の高い日本へ出稼ぎに来ていて、日本で稼いだお金を親元のいるフィリピンまで海外送金する場合を考えてみましょう。銀行を使った海外送金だと、親元に着金されるまで3〜4日かかるどころか、手数料5000円もかかってしまいます。

しかし仮想通貨を利用して海外送金すれば、お金を待っている両親へ、メールのように早く、コストもほぼゼロで送金できるわけです。

 

スマホがあれば24時間365日どこでも利用できる
仮想通貨はスマホ(もちろんパソコンでも)があり、インターネットが繋がる環境があれば、誰でも24時間365日どこでも取引することができます。要するに銀行口座を持つことなく、個人から個人へとメールのようにお金を送受信できます。

日本では国民のほとんどが銀行口座を持っていますが、例えば発展途上国などでは貧富の差が激しく、銀行口座すら持つことができない人の割合が多いのが事実です。

そして、銀行口座は持てなくてもスマホは持っているという人々も多く、そのような国に住む貧しい人々にとって仮想通貨での金銭取引は非常に魅力的なのです。

 

もう一つメリットを挙げるとするならば「少額でも簡単に送金できる」というのがあります。

仮想通貨は送金コストがほぼゼロなので、例えば5円や10円といった少額でも手数料を気にすることなく、簡単に送金が可能です。

例えば、ユニセフ日本赤十字社などの寄付団体、世界中の貧困で困っている人たち、天災で被害を受けた人たちへ少額からでも送金して社会貢献ができるということです。とても素敵なことだと思いませんか。

 

このように仮想通貨はグローバルな取引が一般的になってきた現代のインターネット社会において、非常に便利であり、人々にとって必要とされてきたからこそ、ここまで爆発的に普及してきました。